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「密」なき外食を さいたま・大宮の商店街にストリートテラス

大宮一番街商店街の歩道に設置されたテラス席=18日午後、さいたま市大宮区(竹之内秀介撮影)
大宮一番街商店街の歩道に設置されたテラス席=18日午後、さいたま市大宮区(竹之内秀介撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で飲食店の売り上げが落ち込む中、歩道を活用してテラス席を設置し客を呼び込もうという取り組みが、さいたま市大宮区の商店街で行われている。屋外で「3密」を避けながら安全に食事を楽しめることから、テラス席の「固定客」も出始めており、店舗関係者の期待は大きい。

 国土交通省が、歩道でテラス営業や弁当販売をする際に必要な道路の「占用許可」の基準を緩和したことを受けた試みで、大宮区の「大宮一番街商店街」に加盟する25店舗のうち13店舗が参加している。

 客からの評判は上々といい、イタリア料理店「ディアボラ」の店長、小室卓也さん(32)は「テラス席を指定して予約する利用客も出ており、顧客のニーズに合っている」と話す。

 予期せぬ「副産物」もあった。

 占用許可の基準緩和に伴い、テラス席付近の清掃を行えば占用料は免除されると定められたことから、掃除を通じて店舗関係者同士が交流する機会が増えたという。近年はチェーン店の参入が増えて付き合いが希薄になりがちだったが、「商店街の横のつながりも強まりつつある」と小室さん。

 大宮一番街商店街での取り組みを支援するまちづくり推進団体「アーバンデザインセンター大宮」の新津瞬さん(32)によると、市内の別の商店街関係者からも「うちもテラス席を設けたい」といった声が寄せられ始めた。

 新津さんは「テラス席設置には、感染防止だけでなく事業者の結束を高める効果がある。商店街の活気を取り戻す一助にもなるのではないか」と話している。

(竹之内秀介)

 道路占用許可の基準緩和 11月末までの期間限定措置で、2~3・5メートル以上の歩行空間を確保できることが条件。屋外営業をしやすくし、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食店を支援する狙いで、国土交通省が6月に全国の自治体へ通知した。

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