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ガス灯で“静岡駅南”活性化 市や企業、地元住民連携で街づくり

久能街道に設置されたガス灯=静岡市駿河区
久能街道に設置されたガス灯=静岡市駿河区

 JR静岡駅から東へ約500メートルに位置する久能街道(静岡市駿河区)の国道1号と南幹線間約550メートルの道路整備とともに進めてきたガス灯が整備され、住民に親しまれている。無電柱化を柱とする大規模道路整備を進めるにあたり、市や地元自治会、街道沿いに本社を構える静岡ガスなどが連携し、道路整備後の未来の街づくりを見据えた議論を重ねてきた。“静岡駅南”エリアの街道整備の目玉として、温かい光を放つガス灯という“アイコン”を得たことで、今後は、にぎわい創出に向けたイベント開催などソフト面の強化に入る。(那須慎一)

 日が沈みはじめ、計31基のガス灯にあかりがともるとLEDとは異なる優しい明るさで足元を照らす。地元の森下学区自治会連合会の中村直保会長は「わざわざガス灯のある通りを経由して帰宅される方もいるほど」と話す。

 ガス灯設置にあたっては、平成23年、地元の要請を受け、街道沿いに本社を構える静岡ガスが協力し、市も議論に加わることで整備が進んできた。

 ガス灯の設置は、静岡ガスが「本社建て替えとともに、周辺地域の賑わい創出につなげたい」(佐野真浩・総務人事部副部長)との思いから、計31基の設置費用(1台120万円程度)の負担を協力。設置後の維持管理は市が負担する。

 ガス灯を含めた道路整備にあたり、市や地元自治会などが連携し、まちづくりの目標や方向性を定め、ケヤキ並木の美しさや町内会の活動など、周辺自治体が大切にしてきたものとこれから大切にしていくものに磨きをかける目的で「久能街道まちみがき憲章」を策定。地域住民の意見も取り入れ、一方的ではなく、議論を重ねて道路整備ができたことで市としても「先進的な事例として、これをモデルケースに今後の道路整備に生かしていきたい」(静岡市駿河道路整備課の工諒=たくみ・りょう=氏)と意気込む。

 地元としても、「住民の意見を取り入れてもらった一方で、責任もあると感じている。整備された街道を生かしたソフト面でのまちづくりを進めていきたい」(中村氏)と話す。具体的には、「大道芸ワールドカップ(WC)のサテライト会場化や、静岡まつりのような祭りを『(静岡)駅南』エリアにも誘致できたら」と夢が広がる。

 ガス灯が整備された街道を軸に、10年、20年先の未来を見据え、次代を担う世代にとって魅力的なまちづくりがどう進むか。注目が集まる。

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