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だんじり飾る明智光秀の名場面 大阪・岸和田で写真展

 戦国時代の武将、明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送に合わせ、大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」のだんじりに施された光秀にちなむ彫り物を写真パネルで紹介する展示が、岸和田だんじり会館(同市本町)で開催されている。だんじりの彫師による新作「明智光秀」2点の実物も初披露している。10月25日まで。

信長から折檻される光秀(下野町)。写真はいずれも明智光秀にちなむだんじりの彫り物で、岸和田だんじり会館提供
信長から折檻される光秀(下野町)。写真はいずれも明智光秀にちなむだんじりの彫り物で、岸和田だんじり会館提供
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本能寺で襲撃される信長(中之濱町)
本能寺で襲撃される信長(中之濱町)
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竹やりで討たれる光秀(今木町)
竹やりで討たれる光秀(今木町)
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 岸和田のだんじりは、源平合戦や川中島の戦い、大坂の陣など、歌舞伎や講談で扱われる歴史上の名場面を表現した木彫で装飾されている。その中には、光秀が主君の織田信長を討った「本能寺の変」に題材を取った彫り物が目立つ。市観光振興協会によると、市内各町のだんじり計80台のうち、光秀が彫られているのは36台に上る。

 展示では、昭和4年~平成24年に制作された12町のだんじりと彫り物を、1町1枚の写真パネルで紹介。激怒した信長に打ち据えられた光秀が恨みを募らせる場面、本能寺で信長や小姓の森蘭丸らが奮戦する姿、羽柴(豊臣)秀吉に敗れた光秀が農民の竹やりに突かれて命を落とすシーンなど、多彩な彫り物を絵巻物のように楽しめる。

 一方、新作2点は、彫師「木彫山本(もくちょうやまもと)」と「彫陽(ほりよう)」が写真展のために特別に彫ったもので、いずれも馬上の躍動感あふれる姿が光秀ファン必見だ。

 光秀がよく彫られている理由について、同協会の担当者は「もともと信長や秀吉の人気が高いため、光秀の登場も多くなった。多くの人物が出てくる合戦と違い、本能寺の変は限られた人物で迫力ある彫り物にできるという事情もあったのでは」と分析する。

 光秀の長男が開基したともいわれる同市の本徳寺には、全国で唯一の光秀の肖像画が所蔵されており、岸和田は光秀ゆかりの土地でもある。

 市内で毎年9月と10月に行われるだんじり祭は、今年は新型コロナウイルスの影響で、だんじりの曳行を自粛。同協会は「こんな年だからこそ、芸術品ともいえるだんじりをじっくり楽しんでほしい」と話す。

 同会館は月曜休館、祝日は開館。

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