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【不登校 居場所を探して】(5)学び直し 夢見つかった 増える通信制・フリースクール

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安心できる「居場所」を見つけ、自分の思う人生を歩き始めている武村叶太さん(右)と大学1年の男性。不登校の経験を振り返った=コラージュ
安心できる「居場所」を見つけ、自分の思う人生を歩き始めている武村叶太さん(右)と大学1年の男性。不登校の経験を振り返った=コラージュ
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 子供が学校に行けなくなったとき、「なぜ?」と混乱に陥った。それが数カ月続くと、不安に胸が押しつぶされそうになった。「いつまでこの状態が続くのか?」「このまま社会に出られないのでは」-。関西在住の女性(56)は、現在24歳の息子が中学1年で不登校になったときの心境をそう振り返った。息子は引きこもるようになったが最近、「社会性を身につけたい」と学校での学び直しを口にするようになった。光明が見えたことに女性は「ほっとした」と話す。

 平成27年度の内閣府調査によると、自宅や自室に引きこもる15~39歳の30・6%が小中学校時代に不登校を経験した。小中高校の不登校が引きこもりのきっかけになったという人も一定数いるが、不登校の子供たちの「居場所」をめぐる環境は大きく変化している。

 各地に多様な活動内容のフリースクールが登場。また、通信制高校の数は右肩上がりで、令和元年度は253校と20年前の2倍超にまで増えた。インターネットの普及で自分に合う「居場所」の情報を集めやすくもなった。

 NPO法人「全国不登校新聞社」(東京都)の石井志昂(しこう)編集長は「学校以外の選択肢が増えたことで納得しながら前に進み、自分の人生を取り戻せるようになった」と指摘。だからこそ「まずは学校で負った傷を癒すことが大切。本人が自分のペースで動く前に親が無理強いしない方がいい。何かしたくなったら自然と動き出せる」と訴える。

「恩返したい」

 実際、フリースクールや通信制高校に通い始めたことをきっかけに、目標や夢に向かって歩き始める若者は少なくない。

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