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【話の肖像画】作家・湊かなえ(47)(7)期限は3年「投稿生活」

 「私にも脚本のお話をしていただけたら」と伝えました。そしたらプロデューサーから、「脚本家を目指すなら、新人のうちは地方に住んでいると難しい。同じような実力だと、すぐに撮影現場に駆けつけられる人が重宝されるから」と言われたのです。

 悔しくて泣きながら家に帰りました。そして、地方に住んでいても、書くことで絶対に成功してやる、と決意しました。今となっては、はっきりと言ってくださったプロデューサーに感謝しています。調子のいい方だったら、「ああ、また連絡するよ」と言ってそのままだったと思います。

 《期限を決めて書くことに挑戦する》

 ずっと投稿作品ばかりを書いていると、家事がおろそかになって、気がつくと、「東京に住んでいたら、脚本家になれたのに」とか、マイナスの空気が自分の中から出ていたんでしょうね。家の中がすごくギスギスしてきたのです。これはいつまでも続けていたらいけないな。だらだら書いていてはだめだ。自分の中で、3年と決めよう。16年の秋から書き始めたので、19年の秋まで書いて、それでだめだったら今後一切、何も書かないと決めたのです。(聞き手 横山由紀子)

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