PR

ライフ ライフ

高田馬場「シチズンプラザ」来年1月閉館 都内のスケーター悲鳴

 高田馬場スケートリンク存続を願う会は署名活動を展開し、11日現在で約4700人の署名が集まっている。署名活動は11月ごろまで行う予定。

 スケート界の危機ともいえる状況に、2014年世界選手権銀メダリストで10月から国学院大の助教に就任する町田樹(たつき)(たつき)氏(スポーツ科学)は「これ以上減らせない状況。再考をお願いしたい」と訴える。

 フィギュア以外にもアイスホッケーやスピードスケートといった氷上スポーツすべてを都内の常設リンク4カ所で賄っている状況だといい、「パンク寸前のところで耐えてきたが、シチズンの閉鎖によって都内のスケート文化の生態系が崩れてしまう」と危機感を表した。

 都内のフィギュア人口は増加が著しい。都スケート連盟によると、選手登録者数は2018年に1203人で、トリノ五輪で荒川静香選手が金メダルを獲得した06年と比べて倍増した。一方、都内のリンク数はこの間、民間が運営する4施設のまま増えなかった。連盟幹部は「公設リンクの整備が遅れてしまった」と話す。

 都内では高度経済成長期のレジャーとしてのスケートに目を付けた民間企業によって、スケート場が次々と作られたが、ブームが去った1990年代までにその多くが姿を消した。その後、国内各地で民間資本を活用するなどして、行政が公共スポーツ施設としてのスケート場を整備するケースが増えてきている。

 都スケート連盟でも公設スケート場の整備を都に働きかけ、辰巳国際水泳場(江東区)を改修してスケート場を整備する計画を取り付けた。しかし、五輪跡地計画の一環のため延期の影響で供用開始時期などは見通しが立たない。連盟幹部は「こればかりは仕方ない。新しくできる南船橋と既存のリンクでやっていくしかない」と頭を抱える。

 一方、町田樹氏は「かつては氷を冷やすのに膨大なエネルギーを使っていたが、クリーンエネルギーを用いるなどコストを抑えた経営ができる時代に変わってきている。東京なら工夫次第で民間企業参入もできる。スケート界全体でスケート産業を守る取り組みを進めるべきだ」と話す。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ