PR

ライフ ライフ

年内に治験データ提出可能 コロナワクチンで英アストラゼネカ

英製薬大手アストラゼネカのロゴ(ロイター)
英製薬大手アストラゼネカのロゴ(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】英製薬大手アストラゼネカが新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験(治験)を中断した問題で、同社のパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は10日、近く臨床試験を再開できれば、年内に試験結果を当局に提出する計画は変更しないとの方針を示した。ロイター通信などが報じた。

 英メディアによると、アストラゼネカが英オックスフォード大と開発するワクチンについて、被験者に副作用が疑われる深刻な症状が発生し、全世界で臨床試験を中断している。被験者には横断性脊髄炎に関連する症状が見られたという。

 ソリオ氏は10日に参加したオンラインイベントで、症状が出た被験者について「同社はまだ診断結果の情報を得ておらず、より多くの検査が必要になる」と発言。ワクチン開発の臨床試験の中断は「極めてよくあること」とし、近く臨床試験を再開できれば、「(ワクチンに)効果があるかどうかは年内に分かるはずだ」と説明した。

 同社のワクチンは開発競争の先頭を走っているとされ、英国などが供給の約束を得ているほか、日本政府も1億2千万回分の供給を受けることで合意している。

 世界保健機関(WHO)の主任科学者ソミヤ・スワミナサン氏は10日、ジュネーブでの記者会見で、同社の事案を受け、「臨床試験の過程には浮き沈みがあり、(中断に)備えなければならないということを気付かせる警鐘だ」と指摘。「私たちは落胆する必要はない。こうしたことは起こるものだ」と強調した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ