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【知ってる?! 海洋プラスチック(1)】糸くずの生き物への影響

プラスチックごみのなかを進むカメ(NPO法人「エバーラスティング・ネイチャー」提供)
プラスチックごみのなかを進むカメ(NPO法人「エバーラスティング・ネイチャー」提供)

 海を汚染し、ウミガメが誤飲するなど、海洋プラスチックごみ(海プラ)が世界中で問題になっている。世界経済フォーラムによると、海中には約1億5千万トンを超えるプラスチックごみが存在、毎年800万トンが新たに流入している。対策を講じなければ2050年には海プラの重量が魚を上回るとされている。

 海プラといえば、ポリ袋やペットボトルを思い浮かべがちだが、近年問題視されているのが、直径5ミリ以下の微細な「マイクロプラスチック」だ。世界で年間150万トン排出され、小魚などが食べることで食物連鎖に取り込まれる。食事などを通じて、人も1週間に平均約5グラムのプラスチックを体内に取り込んでいるとの研究もある。

 国際自然保護連合の報告によると、マイクロプラスチックの主な原因は、フリースなどの化学繊維で全体の35%を占める。洗濯や日常生活で生地から抜け落ちた糸くずが、知らぬ間に海を汚しているのだ。

 アパレルブランドをはじめ、世界の繊維関連業界で今、取り組みが始まっている。伊藤忠商事グループの伊藤忠ファッションシステム(東京都港区)は「マイクロプラスチック問題は、繊維に関わるすべての企業に責任がある。環境に優しい素材の開発が必要だ」と、業界の対策を後押ししている。(取材協力 伊藤忠ファッションシステム)

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