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感染症対策で防災訓練を縮小 静岡

扇風機で換気するなど新型コロナウイルス対策を実施して行われた県東部地域局の訓練=1日、沼津市高島町の県東部総合庁舎(田中万紀撮影)
扇風機で換気するなど新型コロナウイルス対策を実施して行われた県東部地域局の訓練=1日、沼津市高島町の県東部総合庁舎(田中万紀撮影)

 防災の日の1日、毎年恒例の静岡県総合防災訓練が、今年は新型コロナウイルスの影響で中止された。しかし、各市町や関係機関の中には、感染症対策に配慮した小規模訓練を実施したところもある。このうち災害時には県東部の災害対策本部を運営する県東部地域局では、人数を例年の半数以下に削減したうえで、初めて各部署で防災要員に任命された初任者に特化した運営訓練を行った。

 一般的に災害対応訓練は人が密集しやすいが、同局では例年80~90人にのぼる訓練参加者を今年は約30人に制限した。参加者は対面しないようなるべく前を向き、ロールプレーイングとケーススタディー、図上訓練という座学中心の初心者向けに工夫を凝らしたメニューで実施した。

 この日は、大規模地震と大津波襲来から24時間が過ぎ、管内市町からさまざまな被害状況や支援要請が同局に飛び込んできた状況を想定。雑多な情報から人命にかかわる情報を取り出して最優先すること、各市町の支援要請はメモを手渡し口頭で説明して情報共有することなど、基本的な注意事項をロールプレーイングとケーススタディーで確認し、方面本部の運営訓練を実施した。

 「伊豆ベロドロームで大規模イベントを開催中に地震が起きて多数の観光客が帰宅困難になりました」。同局に伊豆市からこのような連絡が入った際には、計画外の避難所を3カ所開設するため、関係機関と調整して応援要員15人を派遣する。避難所となった高校で5人が高熱を出しクラスター(感染者集団)の発生が疑われるケースでは、隔離や入院への対応に協力する。初参加となる初任者は、実際にメモを作成して関係機関と連絡を取り、チームのメンバーと対応を検討するなど、災害時の対応手順を確認していた。

 東部地域局の山本東局長は「今年はコロナがあるのでこの状況で台風などの災害があったらどうなるのか心配している。方面本部は情報を流して対策をまとめる司令塔なので、効率よく円滑に運営できれば」と講評した。

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