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「家族4代でお世話に」 としまえん閉園で来園者から惜しむ声

閉園の日を迎えたとしまえん。「カルーセルエルドラド」の前で、スタッフが会場につめかけた人に深々と頭を下げた=31日午後、東京都練馬区(酒巻俊介撮影)
閉園の日を迎えたとしまえん。「カルーセルエルドラド」の前で、スタッフが会場につめかけた人に深々と頭を下げた=31日午後、東京都練馬区(酒巻俊介撮影)
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 94年の長い歴史に31日、幕を下ろした老舗遊園地「としまえん」(東京都練馬区)。この日は多くの家族連れらが、それぞれ思い出のアトラクションやプールで最後のひとときを楽しんだ。来園者からは、製造から100年を超える歴史を持つ世界最古級の回転木馬の今後に期待する声も聞かれた。

 園の正門前には開門前から大勢が集まり、ゲートが開くとお目当ての乗り物へ大急ぎで向かっていた。今月3回目という同区の主婦、鈴木真弓さん(37)は「小さい頃から来て家族4代でお世話になった。潰さないでという思いでいっぱい」と名残惜しさをにじませた。「最後は絶叫系のアトラクションにたくさん乗りたい」と不動の人気アトラクション「サイクロン」の列に並んだ。

 数あるアトラクションの中でもひときわ人気を集めたのが、製造から100年以上の歴史を持つ世界最古級の回転木馬「カルーセルエルドラド」だ。この日は開園から行列が途絶えることはなかった。

 エルドラドは明治40年に製造され、欧米で使われた後、米ニューヨークの倉庫で眠っていたところを、としまえんが購入。昭和46年に設置され、としまえんを訪れた子供たちの夢を乗せてきた。木馬などは手彫りの彫刻。日本機械学会の「機械遺産」にも認定されており、閉園の報道が出るとエルドラドの“去就”が話題を集めた。

 同園によると、いったん解体され倉庫で保管されるが、その後は未定という。練馬区の阿瀬見宏さん(72)は「最後というので久々に乗った。思った以上にスピードも出ていて感動した。また別のところで利用されるとうれしい」と話していた。

 跡地は大半が都が買い取り、防災機能を備えた公園を整備する計画。令和5年1~6月をめどに人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークを建設する計画が進んでいる。

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