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都23区で時短営業要請延長 「経営かなり厳しい」…嘆く飲食店

記者会見に臨む小池百合子東京都知事。営業時間短縮要請の延長が発表された=27日午後、東京都庁(桐山弘太撮影)
記者会見に臨む小池百合子東京都知事。営業時間短縮要請の延長が発表された=27日午後、東京都庁(桐山弘太撮影)
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 東京都の小池百合子知事は27日午後、臨時の記者会見を開き、都が新型コロナウイルス対策として酒類を提供する飲食店やカラオケ店に要請している午後10時までの時短営業に関し、23区内は今月31日の期限を9月15日に延長すると表明した。応じた事業者には、協力金として15万円を支払う。専門家による都内の感染状況の分析を基に対応を検討し、感染者が多い23区内では警戒の継続が必要と判断した。

 「かなり厳しい。今後も延長が繰り返されていくのでは…」。23区の時短要請延長が決まり、渋谷区にある焼き鳥店の男性店長(68)はこう嘆いた。同店は本来24時間営業だが、時短要請に応じ、午前8時から午後10時までに短縮。その影響で売り上げは3分の2に落ち込んだ。

 消毒液や間仕切りの設置のほか、体温37・5度以上の従業員を1週間休ませるなど感染対策も徹底。系列店を含め計約60人の従業員の出勤人数を減らして対応しているだけにショックは大きい。男性は「従業員の生活もかかっている。要請通りに時短を続けるべきか検討する」と訴える。

 新宿区歌舞伎町の会員制居酒屋「楽球や」は現在、午後10時を過ぎても営業を続けている。オーナーの高橋仁さん(55)は「6月までの時短要請には応じたが、協力金が少なすぎる。同業者はみんな虫の息で、我慢の限界だ」と憤りを隠さない。

 一方、時短要請が解除される多摩地区の飲食店も手放しでは喜べない。

 武蔵野市の吉祥寺駅近くでイタリア料理店を営む中田祐治さん(47)は「お客さんがいなければ、これまで通り早く閉めたい」と深夜営業を極力避けたい考えだ。「店でクラスター(感染者集団)が発生したら今までの努力が水の泡になる」と警戒する。

 ハーモニカ横丁にある居酒屋「美酔酒(みよし)」の中上えり子さん(61)は「営業面では午後10時以降もできるほうがいい。人の流れも変わるかもしれないけど、お客さんはすぐには戻ってきてくれないと思う」と冷静に受け止める。

 吉祥寺に遊びに来ていた杉並区の大学3年、八木沢有史さん(22)は「店の営業時間で感染を防ぐよりも、個々人が気を付けないといけない」と話した。

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