「油汚染事故を繰り返さないで」環境団体が商船三井に訴え
インド洋の島国モーリシャス沖で発生した日本の貨物船の重油流出を巡り、環境保護団体グリーンピース・ジャパンが25日、東京都港区の商船三井本社前で、船を手配した同社に「油汚染事故を繰り返さないで」などと訴える活動を行った。
午前7時ごろから、マスク姿の団体スタッフ7人が同社前で「私たちはモーリシャスと共にある」「企業の責任は法的義務で終わりじゃない」と書かれたポスターを持ち、無言でアピールした。
参加したスタッフの関根彩子さんは「美しい海で大変なことが起きてしまった。十分な補償をし、現状の回復に全力を尽くしてほしい」と強調。「今まで何度も同じような事故が起こってきた」として、化石燃料からの脱却を求めた。
船は現地時間7月25日夜に座礁し、8月6日以降、燃料の重油が漏れ出した。