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新型コロナ重症化の仕組み解明 阪大チーム

岸本忠三・大阪大学特任教授=令和元年7月
岸本忠三・大阪大学特任教授=令和元年7月

 新型コロナウイルス感染症の重症化を引き起こす仕組みの一部を解明したと、大阪大の岸本忠三特任教授らの研究チームが24日、発表した。タンパク質の一種「インターロイキン(IL)6」が血管中に、血栓を作る別のタンパク質「PAI1」を増やすことで重症化につながる。関節リウマチ治療薬「アクテムラ」の有効性が期待できるとしている。

 成果は22日付の米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

 新型コロナに感染すると、血管の細胞からIL6などが分泌される。IL6は過剰に分泌されると、免疫の暴走を引き起こし、血管や臓器を傷つける。この際体内で血栓ができやすい状態になるが、その詳しい仕組みは明らかになっていなかった。

 チームは研究で、血管の細胞をIL6で刺激すると、細胞から血液凝固を促すPAI1が多く放出されることを発見した。PAI1が増えて肺などの臓器で血栓が発生すれば重症化につながるとされるが、IL6の働きを抑えるアクテムラを使うとPAI1の発生が抑えられたという。

 アクテムラは、国内外で重症コロナ患者に対して治験が行われている。

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