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コロナ禍の学校生活 オンラインに教師、生徒とも戸惑い 

 新型コロナウイルスの影響による休校措置や分散登校で、余儀なくされたイレギュラーな日常について、都内2校で聞いた。

 東京都立葛飾商業高校(昼間一雄校長)は昨年度まで都のアクティブラーニング推進校で、都NIE(教育に新聞を)推進協議会の実践指定校だった。だが、オンライン授業はほとんど経験がなく、家庭のネット環境も大きな差があるので、主に課題を送付して授業を進めた。

 「学校の中では主体的・対話的な授業やNIEの実践を進めてきたが、オンラインでは右往左往している」(昼間校長)

 同高は約6割が就職する。高卒生の就職は学校で選考して企業に推薦するケースが多い。今年は就職活動が1カ月遅くなったが、オンラインの進路指導は難しくスケジュールはずれ込んでいるという。

 部活動も制限されている。同校は定時制を併設しており、登下校時の接触を避けるため、全日制の部活を1時間程度で終え、全員が下校した後に定時制の生徒が登校する。

 生徒会長でバレーボール部の3年、福山小(この)葉(は)さん(17)は「高校総体が中止になり、各部とも練習の成果を発揮できず残念」と悔しがる。

 目黒日大中学・高校(井原渉校長)では休校が始まった当初、学校向け教育プラットフォーム「クラッシー」で生徒への連絡を行ったり、授業動画を見てもらったりした。

 5月からテレビ会議システムでホームルームや2者面談を実施し、6月から双方向で授業を始めた。特に1年生は名前と顔が一致せず、難しかったそうだ。

 大学入学共通テストについての高3生への指導も遅れがちだ。

 高2生の黄(こう)敬(けい)真(しん)さん(16)は「休校当初はラッキーと思ったが、新年度になっても学校が始まらず不安になった。オンライン授業はクラスの雰囲気が分からず質問しにくかった」、同、石塚凜さん(16)は「人が集まって行う授業は勉強において重要なことだと身にしみた。学校は楽しいと改めて思ったが、スタートが例年と違ったのでクラスで話したことのない人もいる」という。

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