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あきらめたお盆帰省 思い託してものを贈る

「♯花で帰省しよう」のスマートフォン上のページ。東京の店が大半だが、岩手、秋田、佐賀などの店も参加しており、ふるさとの生花店を利用する人もいる
「♯花で帰省しよう」のスマートフォン上のページ。東京の店が大半だが、岩手、秋田、佐賀などの店も参加しており、ふるさとの生花店を利用する人もいる
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 夏の帰省はあきらめたけれど、別の手立てで離れた家族や郷里とつながれないか-。新型コロナウイルス禍の中、そんな思いを形にした取り組みが生まれている。従来のサービスを帰省に代えて、家族に思いを伝えようとする様子もうかがえる。(津川綾子)

 ただいまを、花で。

 おかえりを、花で。

 スマートフォンの画面に表れたのは、こんな印象的な言葉。下の方向に画面を進めていくと、全国68

店(11日時点)の「花屋」につながるアイコンが表れた。これは、インターネットサイト「#花で帰省しよう」(https://with.flowers/)のページだ。

 「#花で帰省しよう」は、春の大型連休の4月末に開設。感染症の拡大で冠婚葬祭が自粛され、需要減に見舞われた花業界を活性化させようと、イベントプロデューサーの長井ジュンさん(34)ら各界のクリエーター10人が、全国の花屋の通販への窓口としてボランティアで立ち上げた。初回(4月末~5月末)は「#花で帰省しよう」経由で参加各店に計約12万件のアクセスを集めた。

 7月末から「夏休み、お盆休みも、」と銘打ち、帰省する代わりに花を贈り、普段はしないビデオ通話などを通じ、届いた花を眺めながら離れた家族と交流してみては-と呼びかける。

 発起人の長井さんも5月、実家に花を届け、ビデオ通話で母と花を眺めた。

 「画面越しでも元気な顔が見れたし、感染が広がる東京にいる僕のことが心配だった母も少し安心したみたいです」

 プロジェクトに参加する栃木県那須塩原市の君島生花店の君島基子さん(45)は、「コロナ禍で栃木への帰省を断念した千葉や東京の人から注文があり、オレンジや緑など元気が出る明るい色の花束などを届けた」という。中には花選びにメールを7往復した人もいた。「ふるさとの母を喜ばせたいとの思いが込められているのを感じた」と話す。

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