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中国が科学論文数で初の世界一 文科省調査、米国抜く 日本は低迷

 中国が自然科学分野の論文数で約40年にわたり首位だった米国を抜き、初めて世界1位になったとの調査結果を、文部科学省の科学技術・学術政策研究所が7日、発表した。科学研究における中国の躍進を反映した形だ。

 論文の発表数は国の科学力を測る指標の一つ。同研究所は厳密な審査を経て発表された年間約160万本の英文の論文を分析し、10年前と比較した。

 2016~18年の平均の年間論文数は、2位だった中国が30万5927本となり、データがある1981年から首位だった米国の28万1487本を上回った。日本は6万4874本で、ドイツに抜かれ4位に落ちた。

 中国は20年前に9位だったが、材料科学や工学を中心に急上昇。論文の総数だけでなく、他の論文に引用された回数が多く、特に質が高いとされる論文の数でも、米国を猛追して2位に上昇した。「科学技術進歩法」を制定し、科学研究に積極的に予算を投入したことが背景にある。

 大学の研究費は2000年以降、米国が1・8倍、日本は横ばいだったのに対し、中国は10・2倍に急増。また、米国に多くの留学生を送り込み、帰国してからも留学時代の成果を生かして論文を量産しており、これらが伸長を後押ししたと同研究所は分析している。

 論文数は主要各国で増えているが、日本はこの20年間ほぼ横ばいで、同研究所は「日本の伸び悩みは深刻で研究力が停滞している」と指摘した。

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