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ドローンで光化学スモッグ調査 注意報全国最多の埼玉県

 埼玉県は5日、小型無人機(ドローン)を活用した光化学スモッグの原因物質調査を同県加須市の上空で行う。県内の光化学スモッグ注意報の発令日数は全国最多クラスで、対策は喫緊の課題だ。生成メカニズムの解明を図り、注意報の予測精度を高めることで健康被害の防止を目指す。

 光化学スモッグは、工場や自動車から排出された窒素酸化物と揮発性有機化合物が太陽光で化学反応してできる光化学オキシダント(主にオゾン)の濃度が高まることで発生する。春から秋にかけて出ることが多く、せきや目の痛みといった健康被害を引き起こす。

 埼玉県内の昨年の注意報発令日数は9日で、全国最多だった。過去10年間でトップになったのは6回だ。東京都の都心や湾岸部で発生した汚染物質が風に乗って化学反応を起こしながら流れてくることが多いため、注意報が出やすい環境にあるとされる。

 県は平成30年、全国で初めてのドローンによる調査を県内の山間部上空で実施した。5日の調査は、県環境科学国際センター(加須市)からドローンを飛ばし、平野部の上空300メートルまでのオゾンや窒素酸化物などを測定する。

 2年前の調査では夜間の上空に高濃度のオゾンがあることが明らかになっており、平野部での調査も行うことで、生成や消失のメカニズムのより詳細な解析を進める。(中村智隆)

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