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【いきもの語り】2頭の相棒とメダルに挑戦 パラ馬術出場目指す吉越選手

東京パラリンピックを目指しエクセレント号と研鑽する吉越奏詞選手=7月27日、千葉県四街道市(石原颯撮影)
東京パラリンピックを目指しエクセレント号と研鑽する吉越奏詞選手=7月27日、千葉県四街道市(石原颯撮影)
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 吉越選手にはもう1頭、相棒がいる。エクセレント号より小型の「バイロンエイティーン号」だ。運動機能に障害のある選手は健常者のように正確に指示が出せないため、乗り手の意図を察し、読み取る能力が馬にも求められる。エクセレント号よりも一回り以上歳を重ねているバイロンエイティーン号は、この能力が極めて高いという。パラリンピック東京大会の代表選考会の一つだった昨年6月の国内競技会では、バイロンエイティーン号で選考基準を突破。出場への足掛かりをつかんだ。

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 パラ馬術では選手と馬の組み合わせで出場資格を得なければならないが、新型コロナウイルスの影響で大会がことごとく中止になり、エクセレント号はまだ資格を得られていない。コロナ禍による不透明さがあるものの、今後は2頭態勢で東京大会に挑むべく、エクセレント号での出場資格獲得、そして全クラスで4人だけが出場できる代表枠入りが当面の目標となる。

 2時間ほどに及んだレッスンが終わりに近づくと、エクセレント号の躍動感が増したのが素人目でも分かった。「馬の気持ちを考えながら人馬一体になれるのが乗馬の魅力です」と吉越選手。日本勢初となるパラリンピックでのメダル獲得という目標は、自らを障害から解き放ってくれた馬への恩返しだ。

 「この1年の猶予は大きい。自身の課題を改善し、成長してメダルを獲得したい」

(石原颯、写真も)

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