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キャンパス入構制限でも…大学教科書販売、オンラインで健闘

 今年は書店からの返品も遅れているため正確な数字はまだつかめていないが、特に、憲法や民法、心理学などの入門書といった1年生が受けるような講義のテキストの売れ行きが好調で、中には増刷された本もあった。

 大学の教科書は1冊2千円以上するものも多く、もともと古書需要は一定数あるとされている。同社の営業担当者は「例年ならサークルで先輩から教科書を譲り受けていた学生もいました。今年の1年生は大学に行って人間関係を作ることができず、新刊を購入するしかなかったケースも多かったのでは」と推測。「友達も先輩もいない状態で授業に臨むため、指定された教科書をちゃんと買っておかないと心配だったのではないでしょうか」と話す。

■デジタル化の波

 コロナの収束が見通せない状況下で、各大学では後期の授業でも、オンラインの活用を見据えている。ある学術系の出版社は、今春、大学の授業で使われる書籍の注文が、紙から電子に変更された例もあったといい、教育現場でも模索が続く。

 コンピューター利用教育学会理事で、早稲田大大学院客員教授の武沢護さん(情報教育)は「これからの感染状況にかかわらず、大学でのオンライン講義の流れは止まらないだろう」と指摘。その上で「海外の大学では、比較的安価なデジタル教科書を用意することで、教育の機会均等を確保しようとする例もある。デジタル教科書やプリントアウトした教材、紙の教科書など複数の選択肢があれば、学生も学びやすいのではないか」と話している。

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