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キャンパス入構制限でも…大学教科書販売、オンラインで健闘

立命館大学びわこ・くさつキャンパスの教科書販売会場。入構禁止後は、オンライン販売で対応した(今年3月ごろ、同大提供)
立命館大学びわこ・くさつキャンパスの教科書販売会場。入構禁止後は、オンライン販売で対応した(今年3月ごろ、同大提供)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国に緊急事態宣言が発令された今春、多くの大学で入構制限が実施され、オンライン授業の活用が進んだ。大学の教科書は、構内の生協や書店で新学期に向けて販売されることが多いことから、販売不振も懸念されたが、結果はそれなりに堅調だったようだ。中には、予想外に売れ行きが良かった教科書もあったという。コロナ禍での“教科書販売戦線”を追った。(油原聡子)

■受講者数増え人気

 立命館大学では毎年、各キャンパスに教科書販売の特設ブースを設置。今年はコロナの感染拡大もあり、学内販売と並行して生協が3月下旬からオンライン販売をスタートさせた。4月に入構禁止になると、オンライン販売がメインになった。同大の広報担当者は「オンライン販売は初めての試みで、梱包(こんぽう)作業も大変だったようです。送料や代引き手数料は大学で負担しました」と明かす。

 各生協も対応に追われた。大学生協事業連合書籍商品課の小田聖次長は「教科書難民を出すわけにはいかないとの思いで、ウェブ受注システムやメールでのやり取りなどで配送に対応していました」と話す。

 入構制限やオンライン授業の実施など経験したことのない事態に戸惑いも広がり、苦戦する中、例年より売れた教科書もあった。

 小田次長は「オンライン講義にすることで、受講人数の制限がなくなり、人気の授業の教科書がよく売れたようです」と話す。また、大学に行くことができないため、「あの参考書は使わない」「買う必要がない」といった“インサイド情報”が学生間で飛び交いづらかったのか、参考書籍も例年より好調で、追加発注をかけた例もあったという。

■譲り受けられず?

 学生間のつながりが薄まった影響を特に受けたのが今春入学した1年生だ。

 学術書を扱う出版社「有斐閣」(東京)の営業担当者によると、各大学の生協での売れ行きは例年並みだが、4~5月の主なネット書店での実売は、前年の2倍近くになったという。

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