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【話の肖像画】セブン&アイHD名誉顧問・鈴木敏文(87)(12)合理性より品質第一

 《試食を重ね、了承された商品が店頭に並ぶ。毎日の昼食は商品の試食を兼ねてもいた。その商品開発で自身はさまざまな“逸話”を残している》

 そばも最初のセブン-イレブンのはおいしくなかった。僕は信州育ちだし、そば好きでもあるから、手打ちそばと同じ品質にしたかった。ただ、おそば屋さんの製麺方法にも手打ちと機械の2種類があって、繁盛店は手打ち。この手打ちに近づけたくて、そばの製麺機を改めて作った。

 また店頭に並べて販売中だったものの、撤去させたのが炒飯(チャーハン)。食べてみるとご飯を炒めたパラパラな感じがしなかった。それでプロの調理方法を研究し、ご飯を炒める工程の調理設備を1年以上かけて開発した。それは大変なことですよ、今になればね。僕がセブン-イレブンで当初から常に求めてきた基本は品質であって、合理性の追求は二の次、三の次だった。(聞き手 日野稚子)

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