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【スイーツ甲子園】暗い影に覆われた世界を笑顔に 大森由紀子さん 

第12回「スイーツ甲子園」の決勝大会。高校生パティシエ日本一を目指し熱戦が繰り広げられた
第12回「スイーツ甲子園」の決勝大会。高校生パティシエ日本一を目指し熱戦が繰り広げられた
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 高校生パティシエ日本一を決める「スイーツ甲子園」(主催・産経新聞社、特別協賛・貝印)は、9月1日まで参加チームを募集し、11月15日に決勝大会が開かれる。スイーツを通じた自己実現の場の提供や将来のパティシエ育成などを目的に平成20年にスタート。レシピのアイデアや調理技術を競うハイレベルな熱戦が注目を集めてきた。大会のアドバイザーを務めるフランス菓子・料理研究家の大森由紀子さんは、パティシエを目指す若い人たちに「世界へ羽ばたいて」とメッセージを送るとともに、スイーツの力で新型コロナウイルスの暗い影に覆われた世界を明るくしてほしいと願いを語った。(加藤聖子)

パリ時代が下地

 大森さんがスイーツに興味を持ったのは高校時代。友人の家で、母親の手作りケーキが出されたときに、「そうか、スイーツって自分で作れるんだ」と、気づかされたのがきっかけだった。以来、スイーツ作りに夢中になった。

 今も昔もスイーツの本場はフランス。大学で仏文科に進み、教授のフランス話を聞くたびに心が躍った。

 「(辻調理師専門学校創設者の)辻静雄先生の『ヨーロッパ一等旅行』に夢中でした。おいしいものを食べに行くだけではなく、作ってみたくて」と、当時を振り返る。

 卒業後、一般企業に就職したが、一念発起して渡仏。パリの調理製菓専門学校「ル・コルドン・ブルー」に入学した。とにかくがむしゃらに頑張った。授業の入っていない日はレストランで修業しようと、働かせてもらえないかどうか、いろいろな店を行脚した。女性だから、日本人だから、と断られることもたびたびだった。

 「フランス時代の約2年で出会った人やお店が、今の私を支える揺るぎない土台になった。今や世界的パティシエとして名高いピエール・エルメや、ショコラティエのジャン=ポール・エヴァンら、そうそうたる人たちとともに厨房(ちゅうぼう)で切磋琢磨(せっさたくま)でき、本当に貴重な時間だった」

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