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【話の肖像画】セブン&アイHD名誉顧問・鈴木敏文(87)(11) 商慣習変えた「小口配送」

 《並行して神奈川県や福島県など東京都外にも少しずつ店舗を開発していった。米国のやり方に倣い、年中無休・24時間営業も視野に入れていた》

 24時間営業は、米国のセブン-イレブンが既にやっていたことだった。だけどね、米国には4千の店があるが、強盗に入られて銃殺された店長もいると。僕はこの話を聞いてショックを受けた。今でもこの話を聞いたときの衝撃は鮮明に覚えている。米国では24時間のニーズがあるが、日本ではどうか。それを知りたいが、東京都内でテストをやってもあまり参考にはならないと考えた。なので、地方から始めてみようと、福島県郡山市の「セブン-イレブン虎丸店」で最初に24時間営業をやってみた。

 (深夜帯の)最初のお客さん? 午前2時ごろ、小学生と母親が来店して、文房具、鉛筆だったか筆箱だったかを買っていったと言うんだ。その方々が最初じゃないかな。おかげで日本でも通じる、(24時間開いている店が)必要とされているんだなと思った。

 《虎丸店が24時間営業になったのは昭和50年6月のこと。また、セブン-イレブン100店達成はそれから1年後の51年5月。1号店開業から2年がたったころだった》(聞き手 日野稚子)

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