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恐竜時代から生き延びた微生物、1億150万年前の地層から確認 海洋機構などが発表

1億150万年前の地層から蘇った微生物(海洋研究開発機構提供)
1億150万年前の地層から蘇った微生物(海洋研究開発機構提供)

 恐竜が繁栄していた太古の時代にできた海底下の地層から生きている微生物を発見したと、海洋研究開発機構などの研究チームが発表した。英科学誌に論文が28日、掲載された。生命が生存できる環境の限界を探る手掛かりとなりそうだ。

 研究チームは南太平洋の海底下から、1億150万年前の中生代白亜紀にできた地層の試料を採取。微生物の餌となる糖やアンモニアなどを染み込ませて培養したところ、微生物がこれらを食べて増殖を始めたことを確認した。

 試料を採取したのは水深約3700~5700メートルの海底下で、酸素はあるが、餌となる有機物は非常に少ない過酷な環境という。細かい粒子が堆積しており、1000分の1ミリより小さい微生物でも動き回れないため、地層ができたときに閉じ込められた微生物が1億年余りも生き延びていたとみている。

 DNAを解析した結果、休眠して長期間生存するタイプの微生物はほとんどいなかった。海洋機構の諸野祐樹主任研究員は「動くこともできず、十分な栄養もない環境でなぜ長期生存できたのか、メカニズムを明らかにしたい」と話す。

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