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埼玉県、軽症者ら療養先1225室確保 感染拡大見据え

 埼玉県の大野元裕知事は28日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大傾向を踏まえ、無症状や軽症の患者の療養先となるホテルを新たに703室確保し、合計室数が1225室になったと発表した。県内では軽症と診断された男性2人が自宅待機中に死亡したケースがあり、余裕を持った受け入れ態勢の構築を急いでいる。

 県は、感染拡大の深刻度に応じて、3段階の療養先室数の目安を設定している。

 最も深刻度が低い「フェーズ1」は522室、「フェーズ2」は1045室、「フェーズ3」は1450室と定めており、今回の追加確保によって、フェーズ1相当から、フェーズ2とフェーズ3の中間の室数に移行したことになる。

 28日現在の宿泊療養者数は104人で、「300人以上」を条件とするフェーズ2に達していないが、ホテル側の受け入れに約2週間を要することや、クラスター(感染者集団)の発生時に感染者数が急増することから、前もって開設の準備を進めることにした。

 県感染症対策課によると、今回15~22日に公募を行ったところ、8施設から応募があり、客室数などから6施設を選定した。感染状況に応じて順次、開設を進めていく。

 県は4月以降、入院先がなく自宅待機する患者の増加に対応するため複数の施設と交渉を進めてきたが、「風評被害が怖い」と難色を示す施設もあり、当初は難航していた。

 ただ、当時の交渉に携わった県職員は「この4カ月で受け入れの前例ができたことで、ホテル側の不安も減り、手を上げやすくなり始めている」と話す。大野知事は記者会見で「さらなる感染拡大に備えて6施設から受け入れの内諾をいただいた。陽性者数の拡大に応じて契約を進めていく」と強調した。

(竹之内秀介)

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