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「ながらスマホ」禁止条例、厳しすぎ? 通話も地図もダメ 東京・足立

 東京都足立区は、公共の場所でスマートフォンを操作しながら歩いたり、自転車に乗ったりすることを禁じる「ながらスマホ」を禁止する条例を13日から施行した。事故を引き起こしやすい、ながらスマホの危険性を区民に意識してもらうことが目的だが、条例は歩きながらの通話や、地図アプリを見ながら歩くことも禁じており、会員制交流サイト(SNS)などで「厳しすぎる」といった声が上がっている。(橘川玲奈)

 条例案は自民会派の区議が提出し、賛成多数で10日、可決された。罰則規定は設けられていない。

 条例では、ながらスマホを「スマホなどを操作し、または画面を注視しながら歩行すること、または自転車に乗ること」と定義。条文で「何人も、公共の場所においてながらスマホを行ってはならない」としている。

 区議会の審議では、一部の議員が「何がながらスマホに当たるのかが曖昧だ」と指摘し、議案を提出した議員は、地図アプリを見ながら歩くことも該当すると答弁。画面を見たり操作したりしなくてもできる通話も、歩きながらすれば、ながらスマホに当たるとした。他にも、公園で移動しながら撮影することも、ながらスマホに当たると答弁。これらの禁止事項は条文には明記されていないが、答弁内容で条例が運用されることになる。

 条例案に反対した共産の額賀和子議員は「条例自体には反対ではないが、あまりにも議論が不足している。条文が曖昧なままだ」と指摘する。議会での審議の継続を求めたが、否決された。一方、自民の古性(ふるしょう)重則議員は「区民の安心安全が一番。一刻も早く成立させる必要があった」と説明する。

 額賀氏は「地図アプリを見ながら歩いたり、歩きながら通話したりは誰でもやること。模範になるべき議員自身も守れないのでは」と話す。SNSでは条例に理解を示す声もある一方、やはり「歩きながら通話もダメは厳しすぎ」といった声も目立つ。

 担当する区交通対策課は「今は区民に条例を知ってもらい、ながらスマホの危険性を知ってもらう段階。だが将来的に、区民に注意や指導を行うためには、施行細則が必要になるだろう」と指摘した。

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