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【脳を知る】認知症の徘徊 本人にとっては理由がある?

 前頭側頭型認知症であれば、行動を抑制するという前頭葉の働きが衰えるため、行動の抑制がきかず、同じ行動を繰り返す症状がでてきます。そのため、本人は毎日同じ時間に同じ道を歩かないと気がすまず、散歩を繰り返したりしますので、それが人からみれば徘徊ととらえられるかもしれません。

 このように、徘徊は認知症のタイプによっても理由は異なりますし、その人それぞれでも理由が違ってきます。病院では、徘徊を抑えるため、精神の薬が処方される場合もありますが、認知症の方がどうして徘徊するのか、理由を考えてあげることの方が重要です。そこから解決法がみつかるかもしれません。医療スタッフや介護スタッフと相談して、その方にあった介護の仕方をみつけてあげましょう。

 家族がつきっきりで見てあげるということは不可能ですので、徘徊でお困りの場合は、介護サービスを受けたり、徘徊しても場所が分かるようにGPS(衛星利用測位システム)機能のある商品や携帯電話を持ってもらったり、また地域で徘徊する高齢者を見守る体制も出来つつありますので、地域包括支援センターなどで相談してみてください。

 (橋本市民病院 脳神経外科部長 大饗(おわい)義仁)

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