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【生きもの語り】「神馬」ポニーが大活躍 東京・葛飾の熊野神社

熊野神社の宮司、千島俊司さんと神馬の「ばにら」=10日、葛飾区立石
熊野神社の宮司、千島俊司さんと神馬の「ばにら」=10日、葛飾区立石
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 東京都葛飾区立石の地で千年以上、住民に親しまれてきた「五方山 熊野神社」は都内で唯一、陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明にゆかりがある神社としても知られる。幼稚園が併設され、子供たちの明るい声が聞こえる境内の一角には、「神馬(しんめ)」のポニー3頭がいる。宮司の千島俊司さん(47)は「園児の友達のような存在で、参拝者の癒やしにもなっている。七五三では馬車を引くなど、活躍しています」と目を細める。

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 神馬は神様が乗る馬とされ、神社に奉納されていたが、費用や専門的な知識、環境などを理由に神馬がいる神社は少なくなり、本物の馬から像に、そして絵馬に変遷していったという。神社で3頭の馬を育てる千島宮司は北海道生まれで、父が騎手、祖父が調教師という競馬一家に育ち、自身は日本中央競馬会(JRA)の元職員で競馬学校で指導を行うなど、異色の経歴を持つ。

 「生まれたときから馬が身近にいました。競走馬のサラブレッドは臆病さや神経質なところがありますが、ポニーは我が強くて、園児たちの元気さにもへこたれない強さがあります」

 千島宮司によると、ポニーは品種名ではなく、体高(肩までの高さ)が147センチ以下の小型の馬をいい、さまざまな種類がある。熊野神社にいる神馬3頭も個性が豊かだ。最年長26歳の牝馬「きらら」はシェットランドポニー種で、人間でいえば90歳くらいのおばあさんだが、ボス的な存在だという。9歳の騙馬(せんば、去勢した馬)「ちょこ」はミニチュアポニー種で他の馬よりも体が小さい。昨年秋に神社に来た8歳の騙馬「ばにら」は日本ポニー種。撮影のため千島宮司に手綱を引かれて歩いてきた「ばにら」は、サラブレッドのような凛(りん)とした立ち姿で、走るのも速そうだ。

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 3頭は併設された熊野幼稚園の園児の人気者で、帰りのバスに乗る前に駆け寄り、あいさつする園児の姿も見られた。

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