PR

ライフ ライフ

【近ごろ都に流行るもの】漫画「やめてみた。」 物、人、思考…手放して得る幸せ

 著作を重ねるごとに存在感を増しているのが「夫君(おっとくん)」だ。ウジウジとへこみがちなぽんさんを静かに見守り、客観的な助言で“負の思考サイクル”をズバッと断ち切ってくれる。「夫の言葉でハッと目覚めた経験が凝縮されていて、本では、いい人に見え過ぎるかもしれません(笑)。やさしいのはそうですが、ごく普通のサラリーマンの旦那さんです」。手に包んだコーヒーカップを見つめて、ふっと、やさしくはにかんだ。

 出会いから20年。漫画修行中の古本屋店長時代、アルバイトとして入ってきた年下夫との、関係性の進化がほほえましい。本作中、年齢的な出産期限に焦燥し揺れるぽんさんに、夫がかけた言葉が印象的だ。「今一緒にいるのは、子供のためでも生活のためでもなく、ただ愛情があるからだよね? 僕はそれがとっても誇らしいんだ」。子育て用に積み立てていた共同貯金をやめてみた。夫婦の決断と新たな幸せの歩みが見える。

 「ずっと、自分のことが嫌いで悩んできたけれど、最近は生きやすくなった」と、ぽんさん。「『自分の話だと思った』という読者の声の多さに、ダメなのは私だけじゃなかったんだと勇気づけられています」

 編集者のすすめで、最新刊からは「ほとんど主婦」の自己紹介をやめてみた。「いまだに『漫画家』と名乗るのは気後れしますが…」。その謙虚さこそが“伸びしろ”だ。読者とともに進む大人女性の成長物語は、続く!

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ