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「憲政の神様」旧尾崎行雄邸が解体危機 住民ら保存運動

 しかし、保存にかかる費用は億単位に上るとみられ、資金を調達することは容易ではない。「取り壊されてからでは遅い」。保存運動の発起人で、漫画家の山下和美さんはそう訴え、自治体に対して「歴史的建造物保存への補助をもう少し積極的にしてほしい」と注文をつける。

 住民らの運動に自治体も反応するようになった。

 世田谷区は6月下旬から約1週間、歴史的建造物を後世の記録として残すため、外観や内観を撮影しに洋館を訪れた。区担当者は「大多数の人は洋館を残したい。だが、所有者の意向次第。所有者の要望があれば、保存の方法などを一緒に模索する」と話した。

 小池知事は10日の記者会見で旧尾崎邸に言及。「都として何かできないか。文化財としてなんとか守っていけないか知恵を出しながら守れるようにしたいと思う」と述べ、支援する意向を示した。

 山下さんは「このプロジェクトが成功して、文化的価値のある住宅を地域で守るモデルケースになればいい」と、力を込めた。

 【尾崎行雄】衆院議員を25期、歴代最高齢の94歳まで務めた。当選回数、議員勤続年数、最高齢議員としての記録を有する。第2代の東京市長も兼務した。「憲政の神様」「議会政治の父」と呼ばれる

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