PR

ライフ ライフ

「ビール麦の父」田村律之助を漫画化 栃木県栃木市の顕彰会

 栃木県内にビール麦の契約栽培を導入、普及させたことから「ビール麦の父」と呼ばれる栃木市出身の田村律之助(1867~1932年)を多くの人に知ってもらおうと、有志らで立ち上げた顕彰会が漫画「田村律之助物語」を制作した。ビール麦の普及に奔走する田村の半生が描かれている。

 田村は旧西水代村(同市大平町西水代)生まれ。東京農林学校(現東大農学部)卒業後、下野農会(現JAしもつけ)を結成するなど県内の農業振興に努めた。特に、ビール麦の契約栽培をいち早く始め、約10年で全国一の生産県に育て上げた。現在も同市が全国で有数の産地となっている。

 漫画は、昨年から企画。顕彰会のメンバーが原案を手掛け、同市出身の声優でイラストレーターの桜祐(おうすけ)さんらが制作した。昨年の台風19号の影響で原画が水没、今年に入っても新型コロナウイルスの影響で打ち合わせが難航するなど、完成までにはさまざまな困難があったが、約1年かけて完成にこぎ着けた。

 漫画は、田村を調べている現代の小学生がタイムスリップ。本人に当時の様子を案内してもらう内容になっている。

 顕彰会は田村の生誕150年を記念し、平成29年に有志らで結成。田村の功績を紹介し、郷土への愛着と誇りを持てる街づくりに取り組んできた。これまでに同市産の麦を使ったクラフトビールの醸造や、麦まき、麦刈り体験、出前授業などの活動を続けている。顕彰会の鈴木広志会長は「田村の功績を顕彰し、ビール麦の有数の産地である市を全国に発信していきたい」と話している。

 漫画はB5判、27ページで1千部発行。うち300部は市に寄贈し、市内の小中学校、図書館、公民館に配置される。また、希望者は500円で入手可能。問い合わせは顕彰会のメール(ritsunosuke.kensyoukai@gmail.com)で。(松沢真美)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ