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栃木県立高来年度入試、出題範囲を縮小 コロナ休校、授業遅れ考慮

 栃木県教育委員会は来年度の県立高校・特別支援学校の入学試験について、出題範囲を縮小すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休校により、授業に遅れが生じているため。社会・数学・理科の3教科で、中学3年生の後半に扱う学習内容を出題範囲から外す。

 外される内容は、社会は公民的分野の「私たちと国際社会の諸課題」、数学は「標本調査」、理科は第1分野の「科学技術と人間」と第2分野の「自然と人間」。各教科とも年間の授業140時間のうち最大20時間分に相当する。ただ国語と英語は、読解力や表現力を問う科目の特性から、全内容を出題範囲とする。

 出題範囲縮小は、県市町教育長会議や中学校長会議で要望が多かったため決めた。荒川政利県教育長は「受験を控えた生徒や保護者が不安を抱いている。今後再び休校する事態になれば、範囲を再検討する可能性もある」としている。

 新型コロナウイルス対策では、県内の公立学校の多くが3月から5月にかけて授業を休止した。授業の遅れを取り戻すため、小中学校の場合は8月1~16日の2週間余りに夏休みを縮小する市町が大半だ。熱中症予防のため、授業を午前中に限る学校が多い。県立高校の夏休みは学校ごとの判断だが、通常より2~3週間短縮し、8月1日からお盆過ぎや下旬までとする例が多いという。

 授業の遅れをめぐり文部科学省は、特例として授業内容を複数年かけて消化することも認めている。しかし県教委は、市町ごとの学習進度のばらつきや転校する際の支障をなくすため、授業内容を今年度中に終える方針。荒川教育長は「計算上、全課程を年度内に終えられる」との見解を示している。(山沢義徳)

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