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藤井七段の故郷・瀬戸市で大盤解説会検討 7・9第3局で応援イベント

 将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が28日の第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)第2局で渡辺明棋聖(36)=棋王・王将=に2連勝して一夜明けた29日、藤井七段の地元、愛知県瀬戸市で応援イベントが企画されていることが分かった。第3局(東京・都市センターホテル)が行われる7月9日に大盤面を用いた対局解説会などの開催を検討中で、17歳11カ月での最年少タイトル獲得を後押しする構えだ。

 藤井七段の快勝劇から一夜開けた29日早朝、瀬戸市内では市民らが「すごかった」「強いね」と興奮気味に喜び合った。

 瀬戸市役所では、藤井七段が棋聖戦への挑戦を決めた直後から、1階に活躍を伝える特設パネルを設置。「応援しましょう」と市民に呼び掛けており、この日も多くの人が訪れた。街中が藤井七段の快進撃に盛り上がる中、7月9日に行われる棋聖戦第3局に向けて、応援イベントの企画が持ち上がった。

 市と連携して藤井七段を応援する、瀬戸将棋文化振興協会の加藤慎也さん(62)は、「タイトル獲得がかかる第3局は、藤井さんの応援で何かできれば」と気合を入れる。市内で大盤を用いた対局の解説会や、パブリックビューイングの実施案などがあがっているという。

 国内では新型コロナウイルス感染症の収束が見えていない状況で“3密”を避ける必要がある。ソーシャルディスタンスやマスク着用といった感染防止対策を含め、市と対応を協議している。

 あす7月1日には、愛知県豊橋市で王位戦七番勝負も開幕。藤井七段は木村一基王位(47)に挑戦する。

 瀬戸将棋文化振興協会は昨年5月、瀬戸市制施行90周年を記念した「瀬戸将棋まつり」を初開催した。藤井七段は公開対局に出場したが、その相手を務めたのがタイトルを獲得する前の木村王位だった。

 そんな縁のある両雄が県内でタイトルを争う。瀬戸市の中心部にあり、将棋ファンの間で「聖地」とされる「せと銀座通り商店街」では、興奮は最高潮に達している。

 同商店街で衣料品店を営む飯島加奈さん(39)は、2017年から近くの空き店舗のシャッターに描いた盤面と段ボール製の駒を使って、仲間と藤井七段の対局を“ライブ実況”している。

 もちろん王位戦第1局と棋聖戦第3局も“実況”する予定。「地元から精いっぱい後押ししたい。棋聖戦はストレートでタイトルを獲得できると信じています」と、言葉に力を込めた。

 ◆瀬戸市

 愛知県の尾張丘陵北東部に位置し、人口12万7576人。日本有数の陶磁器で「瀬戸焼」の生産地として知られる。毎年9月に開催される「せともの祭」は、全国最大級の陶器の廉売市として約50万人の人出がある。名産はうなぎ、しょう油味の瀬戸焼きそば、五目ごはん発祥の地でもある。主な出身者は女優の瀬戸朝香、プロ野球阪神・伊藤隼太外野手、メルカリ創業者の山田進太郎氏。

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