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「夜の街」でクラスター 宇都宮の同じキャバクラで8人感染

飲食店が並ぶJR宇都宮駅東口。キャバクラで県内初のクラスターが発生した
飲食店が並ぶJR宇都宮駅東口。キャバクラで県内初のクラスターが発生した

 宇都宮市のキャバクラ従業員の新型コロナウイルス感染は計8人に膨らんだ。栃木県は「1カ所で5人以上の感染」とする厚生労働省の目安に基づき、クラスター(感染者集団)が県内で初めて発生したと判断。29日、PCR検査の対象拡大などの対策強化を決めた。

 クラスターは「CLUB EIGHT」(同市宿郷)で発生。陽性と判明した県外客が発端とみられ、27日に従業員3人の感染を確認。28日には新たに10~30代の従業員の男女計5人の感染がわかった。うち3人は近くの系列店「クラブ ‘efu」にも勤めており、市は22日夜~27日未明に両店を訪れた客へ、体調不良の際は保健所に連絡するよう呼びかけている。

 県と市は、5月に同市のスーパーを起点に発生した複数の感染を教訓とし、検査手法を協議。多人数に対応できる「ドライブスルー検査」の態勢も整ったことから、今回のキャバクラでは濃厚接触者に当たらない従業員も検査した。今後も同種の感染が起きれば、幅広く検査を行うという。

 移動の制約が解かれ経済活動が回復する中、県内でも起きた“夜の街”での集団感染。佐藤栄一市長は「こうした事態は今後もありうる。全力で対応し、封じ込めを図る」と、29日の定例会見で強調した。

 県は同日の対策本部会議で、各業界団体が定めた感染防止ガイドラインの順守を改めて要請する方針を決めた。特に「接待を伴う飲食店」は、約3千店に個別通知。スマートフォンで来店履歴を登録し、客の感染が判明した場合、同時間帯に居合わせた人たちへ通知するアプリの導入も検討する。

 一方、県独自の警戒度は最も低い「感染観察」に据え置いた。直近1週間の新規感染者は、警戒度引き上げの基準値となる5人を超えたが、病床稼働率などが低いため。福田富一知事は「今のところ感染経路を追えている」と説明した。(山沢義徳)

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