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【編集者のおすすめ】『わが敵「習近平」 中国共産党の「大罪」を許さない』

■芥川賞作家が覚悟の告発

 世界に災厄をもたらした新型コロナウイルス蔓延は習近平独裁体制の責任だ、と勇気をもって告発する元中国人芥川賞作家がいます。

 著者は中国・ハルビン生まれ、1987年に来日し、2008年に日本語を母語としない作家として初めて芥川賞を受賞します(11年に日本国籍を取得)。

 これまで政治的な発言を控えていた著者ですが、香港の民主化デモで学生が警官に残酷な暴行を受けるのを正視できず、さらにコロナ禍の武漢で庶民が暴力で隔離施設に連行されたり、無理やり閉じ込められたりする様子を見て、子供の頃に下放(かほう)された文革時代の迫害体験がフラッシュバック。その恐怖から「共産党政権の悪魔的体質を知る私が声を上げなければ」と決意したのです。

 李文亮医師のヒト間感染警告の封殺、明らかに過少申告の感染者数、WHOの緊急事態宣言の遅延、いまなお0号患者の情報が隠されていることなど、多くの不審点を西側各国が追及するよう、著者は訴えます。

 今のウイルス禍を中国共産党が世界に仕掛けた“戦争”と認識し対峙(たいじ)しなければ、人権を重んじる自由社会は秩序最優先の中国型専制体制に敗れてしまう。中国の隣国は「次の香港」となり、市民の自由が奪われていくというのです。

 共産党政権に一家を蹂躙(じゅうりん)され、逃れてきた著者は平和な日本の暮らしを守るために、祖国への監視と民主化圧力を強化すべきだと懸命に呼びかけています。(楊逸著/飛鳥新社・1400円+税)

 飛鳥新社出版部 工藤博海

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