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日本遺産「これからが肝心」 栃木の益子町と茨城の笠間市、理解促進へシンポ

日本遺産認定を祝いくす玉を割る益子町の大塚朋之町長(右)と茨城県笠間市の山口伸樹市長=22日、益子町の益子陶芸美術館
日本遺産認定を祝いくす玉を割る益子町の大塚朋之町長(右)と茨城県笠間市の山口伸樹市長=22日、益子町の益子陶芸美術館

 「かさましこ ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~」として文化庁の「日本遺産」に認定された益子町の大塚朋之町長と茨城県笠間市の山口伸樹市長が22日、記者会見し、集客促進を目指して両市町の協議会を7月に発足させる計画を明らかにした。「まずは地元住民に理解を深めてもらうことが大事」(大塚町長)として、年内にもシンポジウムを開く。

 会見で山口市長は、日本遺産への共同申請を益子町から持ちかけられた経緯に触れ「ハードルが高いとあきらめていたが、益子町のおかげで夢が実現した」と喜んだ。大塚町長も、不発に終わった過去3回の単独申請をふり返り「笠間市の協力を得たおかげで、(中世の豪族)宇都宮氏を絡めた物語を打ち出せた」と謝意を述べた。

 両市町は製陶を通じた交流の歴史が長く、物産展の共同開催や、両市町と東京・秋葉原を結ぶ高速バス「関東やきものライナー」(茨城交通)の運行などで関係を深めてきた。取り組みの加速には自治体の垣根を越えた対話がカギとなるだけに「首長や職員、市民、議会と幅広い層が常日頃から交流することで、素早い意思決定を図りたい」(大塚町長)という。

 日本遺産認定は、「訪日客を呼び込む上で強いブランド力」(山口市長)となる。足元では新型コロナウイルスの流行が足を引っ張るが、両市町は収束を視野に入れて集客に注力していく。大塚町長は「欧米での高い認知度を生かしたい」と述べ、山口市長も「市の台湾事務所を通じてPRしていく。これからが肝心だ」と力を込めた。(山沢義徳)

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