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日本遺産、茨城県では「牛久シャトー」「笠間焼」の2件認定

さまざまな笠間焼が並ぶ「笠間の陶炎祭」の様子(笠間市提供)
さまざまな笠間焼が並ぶ「笠間の陶炎祭」の様子(笠間市提供)
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 文化庁が19日に発表した「日本遺産」に、茨城県では「牛久シャトー」(牛久市)と「笠間焼」(笠間市)の2件が新たに認定された。県内では平成27年度に、水戸市の偕楽園や弘道館が栃木、岡山両県などと共同で初めて認定されたのに次いで計3件となった。PRに取り組んできた両市では、文化財の国内外への発信強化や今後の地域活性化に期待がかかる。(永井大輔、谷島英里子)

■国産ワイン醸造の両輪

 今回、牛久市は山梨県甲州市と共同で申請していた「日本ワイン140年史」が認定された。日本初の本格的ワイン醸造場とされる「牛久シャトー」を有する牛久市は19日、市役所に記念の懸垂幕を掲げた。

 国産ワイン醸造に取り組んだ歴史がある両市の3年連続の申請。今回は「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」という歴史を物語にまとめた。牛久市は明治36年に牛久シャトーを創業した実業家の神谷傳兵衛、甲州市はフランスでワイン造りを学んだ高野正誠らの情熱や実績を重点に置いた。

 構成文化財は、シャトーカミヤ旧醸造場施設事務室(牛久市)や宮光園(甲州市)などで、国産ブドウを原料に国内で醸造される日本ワインの歴史を紹介。明治時代に国営では果たせなかったワイン醸造を地域の特性を生かして民間の力で成し遂げるなど、人と土地が結びついた物語に夢を感じさせる点が評価された。

 牛久市では今後、国の補助制度などを活用して、魅力情報を発信し、知名度向上や観光客の誘致を進めるという。認定を受けて根本洋治市長は「牛久シャトーの文化資源の継承を市民と協働で取り組んできたことを高く評価していただいたのではないか」とコメント。懸垂幕の掲揚式では「牛久シャトーは市のシンボルで日本の大きな財産だと思う。この遺産に訪れてもらうようにするのが大きな仕事だ」と胸を張った。

 牛久シャトーは20日、業績悪化などで平成30年12月から閉店していたレストランと物販店舗を再開する。新たに立ち上げた市の第三セクターが運営。日本遺産の認定を受けてシャトーの再生にも期待がかかる。

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