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北海道で医師や公務員ら6人感染、経路不明が増加傾向に

45人が感染した千歳第一病院で、対応に当たった職員をねぎらう千歳市の山口幸太郎市長(右)。同市では病院や介護施設5件のクラスターが発生したが、すべて経過観察を終了した=15日(寺田理恵撮影)
45人が感染した千歳第一病院で、対応に当たった職員をねぎらう千歳市の山口幸太郎市長(右)。同市では病院や介護施設5件のクラスターが発生したが、すべて経過観察を終了した=15日(寺田理恵撮影)

 北海道と札幌市は15日、道内で医師や公務員ら6人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表した。このうち札幌市の2人と胆振(いぶり)地方の2人の計4人は感染経路が分かっていない。胆振での感染確認は4月30日以来。経路不明の感染者が増加傾向にあり、道は警戒感を強めている。

 また、道は15日、クラスター(感染者集団)が発生していた千歳市の高齢者複合施設「グラン・セラ柏陽(はくよう)」の経過観察を14日で終了したことを明らかにした。道内ではこれまでに21件のクラスターが発生。このうち美容室や「昼カラオケ」の喫茶店など7件が残っている。

 道によると、15日に判明した胆振の2人のうち1人は室蘭市の製鉄記念室蘭病院に勤務する医師で症状は軽い。同病院では、ほかの職員や患者の感染は確認されていない。別の1人は30代の女性で症状は出ておらず、医療機関で手術をする前に検査を実施したところ陽性反応が出たという。

 札幌市によると、15日に市内で確認されたのは20~70代の男女4人で、高齢者の感染確認が相次いでいる「昼カラオケ」の関係者はいなかった。

 4人のうち1人は市の施設に庭園管理員として勤務する70代男性で、業務中に市民との接触はなかった。同居家族からの感染とみられ、症状は無いという。

 ほかの3人はいずれも軽症で、20代の男性会社員と50代女性の感染経路が不明となっている。道によると、道内の経路不明は15日までの1週間で計14人でその前週の9人を上回った。

 一方、医療機関や介護施設計5件が発生した千歳市では、グラン・セラを最後に全ての経過観察が終了。同市の山口幸太郎市長は15日、計45人のクラスターが発生した「千歳第一病院」を視察し、「心ない中傷を浴びせられ患者も遠のいている。再建を目指して連携を深めたい」などと職員をねぎらった。

 運営法人の佐藤正俊理事長は報道陣に「苦しい思いをしたがコロナ対応が可能な病院となり、他市からも患者を受け入れ退院させている。今後も地域医療を担っていきたい」と述べた。

 道によると、15日午後5時時点の道内の感染者は延べ1176人(実人数1159人)。治療中の患者は126人で、うち10人が重症。15日までに計91人が亡くなった。

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