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支援学校、入念な感染症対策 マスクできない子供も

防護服代わりのポリ袋とフェースシールド。教員が児童生徒の医療的ケアなどの際に使用する=大阪府内の府立支援学校
防護服代わりのポリ袋とフェースシールド。教員が児童生徒の医療的ケアなどの際に使用する=大阪府内の府立支援学校
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 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、再開した学校では換気や消毒などの対策が行われている中、より慎重な対応を必要とされるのが特別支援学校だ。呼吸機能が弱くマスクを着用できない児童生徒もいるほか、介助などの際には教員との接触が避けられない。大阪府教育庁は、状況に応じて教員がゴーグルや手袋を着用するなどの感染予防策をまとめ、各学校に通知。授業の本格再開を他の府立学校より1週間遅らせて入念に準備を重ねており、現場は「安全を第一に、教育活動の再開を」と気を引き締める。(藤井沙織)

 「3カ月ぶりに会った子供たちは、背がすごく伸びていた。子供たちにとってとても大事な期間の教育活動が奪われてしまったと心が痛くなった」。ある大阪府立支援学校の校長は、1日に始まった分散登校で子供たちの姿を見て、学校再開への思いを強くした。

 同校には肢体不自由の児童生徒が在籍しており、教科学習のほか、歩行器などの補助具を使った運動学習やコミュニケーション学習などが行われている。教員たちは、食事の介助やたんの吸引などの医療的ケアによる感染拡大を防ぐため、学校再開を前に対策のシミュレーションを重ねてきた。

 文部科学省は学校の衛生管理マニュアルで、マスクの着用やこまめな換気などを求めているが、支援学校については「適切な配慮」の要請にとどめ、具体的な対策は示していない。支援学校は、聴覚障害や知的障害、肢体不自由など在籍する児童生徒によって状況が異なることから、担当者は「一律に示して縛りつけず、柔軟に対応してもらうため」と話す。

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