PR

ライフ ライフ

【脳を知る】「物忘れ外来」意外と多い入院中の紹介

前のニュース

 「骨折で整形外科入院中なのですが、認知症が疑われるので診てもらえますか」

 整形外科の先生から、一人の女性が紹介されました。この方は、80代の女性で、大腿骨(だいたいこつ)の骨折で整形外科に入院し、手術を受けた方でした。家族の方の話では、半年くらい前から同じことばかり言ったり、少し前に言った内容を忘れていたりという症状があり、そろそろ病院でみてもらおうと思っていたところに、家で転倒して動けなくなったため救急受診して、整形外科で入院になったとのことでした。

 入院後に、本人はなぜ入院になったかを覚えておらず、「家に帰る」と言い出したり、勝手にベッドから立ち上がろうとしたりと危険な行動があるため、物忘れ外来への紹介となりました。

 リハビリをしようとしても、怒ってなかなかリハビリも進まないようでした。認知機能検査をすると、30点満点中18点と認知機能の低下があり、脳のMRIでも海馬(かいば)の萎縮を認め、「アルツハイマー型認知症」と診断し、認知症の薬を開始しました。

 また、この方は、その日その時で認知機能に波があり、しっかりしているときもあり、ぼーっとしている時もあり、「せん妄」とよばれる脳が混乱した状態を合併していることが分かりましたので、せん妄に対する薬も併用しました。

 その後、危険な行動は少なくなっていき、穏やかにリハビリを受けられるようになり、自宅へ退院することができました。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ