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PCR検査依頼、開業医6割が拒否経験 埼玉

 新型コロナウイルス対応に関する埼玉県内の開業医対象のアンケートで、保健所にPCR検査を依頼した医師のうち約6割が「拒否されたことがある」と回答したことが分かった。多くの医療従事者が偏見や差別にさらされている実情も改めて浮き彫りになった。

 アンケートは同県保険医協会が開業医3674人を対象に5月1~11日に実施し、573人から回答を得た。

 PCR検査を依頼した経験のある124人のうち「拒否されたことがある」と答えた医師は71人(57・3%)に達した。自由記述欄には「必要な人が検査を受けられず、感染拡大につながっている」などの意見が寄せられたほか、「保健所に断られたので、雨がっぱを防護服にして当方で検体を採取した」といった体験談を記した医師もいた。

 新型コロナウイルスに関する風評被害については、547人中99人(18・1%)が「ある」と答えた。具体例としては「患者に『汚染者』のような扱いをされた」「看護師が保育園に子供の預かりを拒否され、出勤できなくなった」などの回答があった。

 協会によると、感染への懸念から患者が診療予約をキャンセルするなどの「診療控え」も起きているという。アンケートでも、4月の外来患者数と収入が前年同期に比べて「減った」と回答した医師は、それぞれ9割以上に上った。

 協会は報告書で「この状況が続けば地域医療が崩壊することは必至だ。医療機関向けの給付金制度の充実や固定費の補助などを早急に実行することが求められる」と結論付けた。

(竹之内秀介)

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