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本庶氏、小野薬品を提訴へ 「オプジーボ」特許料求め

記者会見を行う本庶佑・京都大特別教授=5日午後、京都市左京区の京大(恵守乾撮影)
記者会見を行う本庶佑・京都大特別教授=5日午後、京都市左京区の京大(恵守乾撮影)

 がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許使用料をめぐり、2018年にノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょたすく)京都大特別教授(78)が5日、製造販売元の小野薬品工業(大阪市)に分配金の支払いを求めて大阪地裁に提訴すると明らかにした。同日、京大で代理人弁護士らと記者会見を開き、発表した。

 オプジーボは、本庶氏らが発見した免疫を抑制するタンパク質「PD-1」の研究成果をもとに、小野薬が実用化。両者は共同で特許を出願し、平成18年に同社が特許を独占的に使用、本庶氏は対価を得る契約を結んだ。一方、本庶氏は受け取る金額が著しく低く、説明も不十分だったと主張。特許の対価をめぐる対立が続いていた。

 本庶氏側は、小野薬と米国でオプジーボを販売するブリストル・マイヤーズスクイブが、オプジーボに似た薬を販売する米製薬大手メルクに起こした特許侵害訴訟で、2017年の和解時にメルクと決めた対価の支払い配分などを問題視している。

 本庶氏側によると、小野薬は本庶氏に訴訟への協力を求めたさい、メルクから受け取る金額の10%を対価に支払うと提案。その後、撤回したという。

 小野薬は、本庶氏に支払う20億円以上の対価を法務局に供託している。一方、本庶氏はメルク支払い分の対価が昨年3月末時点で、当初の提案より150億円少ないとし、差額を求める意向を示していた。

 小野薬は対価は見直さず、新たに京大へ寄付する方針を本庶氏に伝えている。

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