PR

ライフ ライフ

【脳を知る】コロナ感染で注目の「嗅覚障害」多くは風邪が原因

 当然、嗅神経や脳そのものが原因で嗅覚障害が生じることもあります。これらの臭覚異常の原因として、頭部外傷による嗅神経の損傷や脳腫瘍などがあります。

 一方で、妊娠中または精神疾患を患った場合、臭いに過敏になることがあります。パーキンソン病やアルツハイマー型認知症の初期症状として嗅覚障害が起こることもあります。その他、側頭葉てんかんを患っている場合は、てんかん発作時に嫌な臭いを感じることがあります。

 さらに嗅覚障害を生じると香りによる味わい、すなわち「風味」がわかりにくくなります。コーヒー、焼肉、カレーライスなどは全く味がなくなるようです。これらは普段、私たちがいかに風味で味わっているのかがよくわかります。

 とはいえ、嗅覚障害の最大の要因は鼻づまりなどの鼻が原因であることが多いです。嗅覚の異常をまず感じたら耳鼻咽喉科を受診するでしょうし、それで良いと思います。しかし、鼻に異常がない場合には、今までお話ししたような脳や神経の異常を考える必要があるかもしれません。

(和歌山・公立那賀病院副院長 脳神経外科 藤田浩二)

次のニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ