PR

ライフ ライフ

観光再開も「県民」に焦点 下田海中水族館など続々オープン・静岡

再開されたイルカショーをソーシャルディスタンスを保って見学する来場者=1日、下田市の下田海中水族館(田中万紀撮影)
再開されたイルカショーをソーシャルディスタンスを保って見学する来場者=1日、下田市の下田海中水族館(田中万紀撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していた静岡県内の観光産業が1日、本格的に動き始めた。政府の緊急事態宣言が全面解除となり、感染防止策を講じながら営業再開に踏み切る観光・宿泊施設が目立つ。再開の動きは加速しそうだが、首都圏と静岡をまたぐ往来は自粛が続いており、当面は「県民」にターゲットを絞った誘客策を展開する動きもある。

 海の上の水族館で知られる下田市の下田海中水族館も1日、約50日ぶりに再開した。4月11日から休館していたが、当面は生き物と触れ合うイベントや餌やり体験は中止し、来館者全員の検温を行うなどの対策をとって、ようやく再開にこぎつけた。鈴木博総支配人は「やっと普通に営業できる。まずは地元の方々に来館していただき、自粛疲れを癒していただきたい」と胸をなでおろしていた。

 この日一番乗りした熱海市の50代女性は「コロナの影響でずっと仕事が忙しかったので、ホームページで再開を知り、久しぶりに休暇を取ってリフレッシュしに来ました」と笑顔だった。近くでキャンプをしていたという神奈川県の家族連れは「キャンプ場ではやることがなかったので、開いていてラッキーだった」とイルカのショーを楽しんでいた。イルカのトレーナーの鈴木大祐さんは「イルカたちはやっとショーができたせいか、いつもよりきびきび動いていました」と目を細めていた。

 ただ、荒天もあってこの日の来館者は約20人と昨年同時期の20分の1程度。平時であれば来場者の大半を占める首都圏からの観光客に対する移動自粛要請は続いている。営業担当者は「県外の方には今すぐ来てほしいとは言えないし、営業していないホテルや旅館も多いので今は仕方ない。かきいれ時の夏に向けて伊豆全体でおもてなしできるよう準備している」と以前のにぎわいが戻ることを願っていた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ