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分散登校、短縮授業、学校再開「徐々に慣れて」

 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が解除されるなど、感染第1波の沈静化を受けて、大阪府内でも多くの学校で1日、全学年の授業が再開された。公立の小中学校は、自治体によって多少の違いがあるものの、2週間程度の分散登校や短縮授業などを経て、本格的な授業再開につなげていく方針。通常の学校生活への復帰に向けた自治体ごとのスケジュールをまとめた。

久しぶりに全学年で授業が始まり、マスク姿で登校する小学生=羽曳野市立西浦小学校
久しぶりに全学年で授業が始まり、マスク姿で登校する小学生=羽曳野市立西浦小学校

 羽曳野市立西浦小学校ではこの日、全校生徒の半数にあたる約220人が朝から登校した。各クラスをそれぞれ2グループに分け、午前中で授業を終えるグループと入れ替わりに、午後から授業を受けるグループが登校する。

 久しぶりの登校とあって通学路や校門には羽曳野署の警察官が配置され、交通安全やマスク着用などを車載ディスプレーで呼び掛ける警察のサインカーも啓発にあたった。同市立の小中学校はこれからの2週間、分散登校と短縮授業を続ける予定。西浦小では当面、音楽の合唱や家庭科の調理実習を延期する。

 長谷川裕明校長は「クラス替えもあり新しいクラスの仲間、先生となじんでもらいながら、手洗いや消毒励行などの衛生管理を徹底していく」と再開を歓迎。「登校できない期間が続いたので、徐々に長くなる学校生活に体を慣らせていってほしい。気温の変化も大きい時期なので体調管理にも注意を払っていきたい」と、児童らが学校生活にスムーズに復帰することを願った。

 枚方市立東香里小学校では午前8時、竹林清校長が校門前に立ち、登校してくる児童らに声をかけた。校門付近には、付き添ってきた保護者の姿もみられた。5月11日から週に1~2度の分散登校を続けていた同校だが、この日は休校後初の始業チャイムが、授業の始まりを告げた。

 「新しい教科書は4月初めに親に取りに来てもらったが、新年度に学校が一括購入して児童に配るノートは今朝、子供たちに配布した。いよいよ生身の授業が始まる」と6年生を担任する中井直志教諭。春の遠足や田植え学習、保護者参観など中止になった行事は多いが、竹林校長は「春先のクラスづくりができていない中で児童が社会性を身につけることを念頭に、慎重に楽しく運営していきたい」と、休校によるデメリット回避に努める考えを示した。

 午前、午後に分けた分散登校と短縮授業を2週間続け、15日からの本格再開を目指すのは、大阪、堺、富田林、藤井寺、和泉、泉大津、高石、八尾、吹田、摂津、池田などの各市も同様。阪南市や箕面市は同期間を2グループが隔日登校し、岸和田市は学校によってどちらかの分散登校になる。泉佐野市も隔日登校だが、8日までは午前中のみ、9~12日は午後も授業がある。泉南市は8日からクラス全員での短縮授業となる。

 5月25日から週1~3回の分散登校を始めていた東大阪市は、1日から5日まで午前、午後の分散登校と短縮授業を続け、8日から本格再開する。

 また、自治体によって細かな違いはあるが、基本的に毎朝の自宅での検温や体調チェック、登校中のマスク着用を児童、生徒らに呼びかけ、放課後に教室などを消毒するなどの感染防止策をはかっている。

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