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時差登校、分散授業…手探りの学校再開 埼玉

登校時に校門で検温を受ける生徒=1日午後、さいたま市桜区の埼玉県立浦和工業高(竹之内秀介撮影)
登校時に校門で検温を受ける生徒=1日午後、さいたま市桜区の埼玉県立浦和工業高(竹之内秀介撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校していた埼玉県内の多くの公立学校が1日、授業などを再開した。とはいえ、休校前の学校生活が戻ってきたわけではない。午前登校、午後登校のグループ別に行われる授業、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識させるために校舎内の床に貼られたビニールテープ…。教員も子供も手探りで「新しい生活様式」の一歩を踏み出した。

■「跳び箱を消毒するわけにも…」

 「起立! 礼!」

 子供たちの元気な声が久しぶりに教室に響く。ただ、いずれの児童の机も前後左右が空席になっており、教室の雰囲気はどこか物寂しい。

 さいたま市立大宮南小(同市大宮区)は、午前と午後の2部に分けて授業を行う形式で学校を再開した。午前8時半と午後0時半から、それぞれ1日当たり3時限の授業を行う。

 校舎内の様子も様変わりした。水道の近くには、並ぶ位置を示すビニールテープが貼られ、児童たちが一定の間隔を置いて列を作った。15日には給食も始まるが、グループごとに机を囲む従来のやり方ではなく、全員が前を向いて食べるようにするという。

 感染リスクが高いという判断から当面は体育や音楽の授業は中止となる。宮城裕毅教頭は「跳び箱を児童が跳ぶたびに消毒するわけにもいかないし…」。市教育委員会から方針が明示されていないこともあり、再開の時期は定まらないという。運動会や修学旅行を実施できるかも見通せない。

■「コロナ前には戻れない」

 埼玉県立浦和工業高(さいたま市桜区)では、学年ごとに異なる登校時間を設定し、始業式などは学年別に校内放送を使って行った。

 2年生の谷沢佑太さん(16)は「感染対策で机の間隔が空き、クラスメートとしゃべる機会も減ってしまった」。一方、1年生の稲垣楠恵(なえ)さん(16)は「合格以来一度も登校できていなかったので、クラスのみんなに会うのが楽しみだ」と声を弾ませた。

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