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【新型コロナ】生徒に笑顔も日常遠く 3か月ぶり通常授業 栃木県

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休校していた栃木県内の大半の学校で1日、通常授業が約3カ月ぶりに再開された。学び舎に生徒の笑顔は戻ったが、部活動が制限されるなど完全な「日常」は戻っていない。県教育委員会は「感染第2波」も念頭に対策を急ぐ。

 宇都宮市立城山中学校(同市大谷町)ではこの日の朝、生徒が体温記録カードを教員に提出してから教室へ入っていった。テレビ画面越しの全校朝会で束原定雄校長は「ウイルスとの戦いは始まったばかり」と注意を呼びかけ、3年の山崎菜月さんは「受験への不安もあったが、遅れを取り戻すため頑張りたい」と話した。

 再開にあたり同校は、机と机の間を1メートル以上離したほか、音楽の授業で合唱をやめたり、体育では身体の接触がない活動に限定したりと、感染リスクの回避に努める。部活動の時間も当面は短縮だ。

 束原校長は「いつどの学校でクラスター(感染者集団)が発生してもおかしくない。最善の対策を尽くす」と気を引き締めた。

 県教委の指針では、「リスクが高い学習活動」として、対面形式のグループワークや調理実習などを例示し、6月末まで避けるよう指示。部活動も今月中は対外試合や演奏会を行わず、身体の接触が避けられない柔道や剣道などは筋力トレーニングなどで代替するよう求めている。

 こうした変化に伴い、部活に打ち込んできた生徒の意欲の行き場を懸念する声は多い。荒川政利教育長は1日の県議会一般質問への答弁で、県独自の公式戦を実施する高校野球に触れながら「他の競技についても、十分な感染防止対策を最優先としつつ、県内での代替大会について検討したい」との考えを示した。

 また、学校現場でのICT(情報通信技術)の活用を加速するため県教委にプロジェクトチームを設け、各校や市町教委に方向性を示していく方針も明らかにした。(根本和哉、山沢義徳)

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