PR

ライフ ライフ

新型コロナでDV被害の「潜在化」懸念 児童の学習支援入り口に相談模索

DV被害がある家庭の児童に対し、学習支援を行う支援団体の職員=4月17日、横浜市
DV被害がある家庭の児童に対し、学習支援を行う支援団体の職員=4月17日、横浜市

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や休業要請に伴い、家庭内暴力(DV)被害が深刻化する懸念が強まっている。海外ではDV被害の報告件数が増加する一方、国内では目立った増加はなく、被害の「潜在化」を懸念する声も上がる。配偶者の在宅が続き、DV被害者の相談が困難になる中、支援団体は被害家庭の児童への学習支援を入り口に、相談につなげる活路を模索している。(村嶋和樹、写真も)

 「ここを足したら何円になるかな」。横浜市の任意団体「ラフェリーチェ」では4月中旬のある日、新型コロナの影響で休校が続く小学2年の男子児童を職員が見守り、1年次の算数の復習を手伝っていた。平日の週5日、学習支援を行う形で男児らに居場所を提供している。この日は小2から高1までの4人が利用。男児らの母親たちはDV被害を受け、同団体の支援に頼っている。

 同団体と提携するNPO法人「DV対策センター」によると、配偶者からの暴力など切迫した相談事案の被害者の約半数は、4月に入り連絡が途絶えた。外出自粛や休業要請で在宅する配偶者からの監視が強まり、メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での相談もできなくなった可能性があるためだという。

 穂志乃愛莉(ほしの・あいり)代表理事は「せめて子供だけでも勉強を理由に外出できる機会をつくり、子供の目の前で暴力を振るう『面前DV』などの被害を防いでいく必要がある」と危機感を募らせる。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ