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苦悩続く大阪の観光 休業要請解除も「赤字は確実」

大阪・ミナミの観光名所、通天閣の周辺。休業要請は一部解除されたが、人通りはまばらだった=16日午前、大阪市浪速区(渡辺恭晃撮影)
大阪・ミナミの観光名所、通天閣の周辺。休業要請は一部解除されたが、人通りはまばらだった=16日午前、大阪市浪速区(渡辺恭晃撮影)
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 大阪府は16日、独自の休業要請の解除基準「大阪モデル」をクリアしたことを受け、新型コロナウイルスの感染リスクが低い施設を対象に休業要請を解除した。ただ、府県をまたぐ移動の自粛要請が続く上、インバウンド(訪日外国人客)の来訪は見込めず、多くの観光施設はこの日朝からの営業再開を見送った。先行きに不安を抱く関係者も多く、大阪の日常はまだ戻らない。(江森梓、桑村朋、小松大騎)

「いばらの道は続く」

 16日午前、観光名所「通天閣」などがある大阪・新世界。飲食店の従業員が慌ただしく開店準備に追われる姿もある一方、人通りはまばらだった。

 この地域で割烹(かっぽう)料理店を営み、時間を短縮しながら営業を続けてきた女性(49)は「休業要請が緩和されても客足はすぐに戻ってこないだろう。うちは予約制なので、企業の出張や接待が自粛されている限り、苦しい状況はまだまだ続く」とやるせない表情を浮かべた。

 一方、通天閣の展望台は閉鎖されたままで、再開時期は未定だ。

 「大阪モデルをクリアしたとたん、今度は現実が見えてきた。いばらの道はまだ続きそうです」。運営する「通天閣観光」の高井隆光社長(45)はため息をつく。

 通天閣では、大阪モデルの達成状況を表すライトアップに協力してきた。14日に目標を達成し、緑色の光がともった瞬間には、訪れた人たちとともに喜びを分かち合った。

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