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札幌市、介護施設でクラスター療養継続 全老健会長「一気に死亡者出る恐れ」

 北海道と札幌、小樽の両市は14日、道内で新型コロナウイルスに感染した患者2人が亡くなり、札幌市で新たに6人の感染が確認されたと発表した。札幌市によると、感染者のうち4人は市内の介護老人保健施設「茨戸(ばらと)アカシアハイツ」の入所者。小樽市などによると、死者2人もこの老健施設の入所者とみられる。

 道によると、道内の死者は計72人、感染者は延べ989人となった。

 アカシアハイツをめぐっては、14日時点で計81人のクラスター(感染者集団)が発生。札幌市が徘徊(はいかい)を例示し「適切な介護が必要」として、陽性患者の施設内療養を継続していることに疑問の声が出ている。

 全国老人保健施設協会(東京)によると、新型コロナの集団感染が発生し、施設療養を継続した老健施設は全国で計4カ所を把握しており、いずれも病床確保が難しかったという。

 全老健の東憲太郎会長は「老健の設備では感染症に対応できず、介護が必要という理由で施設療養を継続した例は札幌のほかに聞いていない。留め置くと一気に死亡者が出る恐れがある」と支援を求めている。

 札幌市は施設療養中の人数や死者数の公表を控えている。市によると、この日アカシアハイツでは入所者の70~90代男女4人の感染が確認され、感染者は入所者64人と職員17人の計81人となった。

 小樽市によると、道内の死者2人のうち1人は同市に住民登録のあるアカシアハイツ入所者の100歳代女性。4月28日に陽性と判明した時点では無症状だったが、5月14日に入所先で亡くなった。

 札幌市によると、もう1人は同市の80代女性だが、市は亡くなった場所などを明らかにしていない。

 一方、アカシアハイツの運営法人によると、14日に入所者2人が死亡。いずれも容体が徐々に悪化して点滴と酸素投与を受け、入院に向けて調整中に亡くなった。2人を含む計10人が施設で亡くなったという。

 運営法人によると、14日時点で入所者75人が施設内におり、うち44人が陽性と判明。介護職員が不足し、入院を求めている。施設内で死者が出ていることが外部に知られるようになり、12日に1人、14日に5人が病院に搬送されたという。

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